売掛金と買掛金の計上

得意先へ12月の売上げの請求書を発行しましたか?

仕入先から12月の仕入れの請求書が届きましたか?

それらを基に、「売上高」と「仕入高」の帳簿を締めましょう。

現金売上げ と 現金仕入れ

お店を経営していて、
商品の販売と同時に「現金」を受け取る場合は、
「売上高」は1231日までに、商品の販売代金として入金された金額になります。

また、商品の仕入れと同時に仕入れ代金を「現金」で支払う場合には、
「仕入高」は1231日までに、商品の仕入代金として支払いした金額になります。

損益計算書へ転記

これらの場合には、「現金出納帳」と「売上高」「仕入高」の元帳が完成すれば記帳は終わりです。
損益計算書の「売上高」と「仕入高」にそれぞれの元帳の残高を記入しましょう。


「売掛金」の計上

商品を販売して、代金は後にまとめて支払ってもらう「掛け取引」が行われている場合には、
1231日の「掛け残金」を集計し、

「売上高」に計上しなければなりません。

例えば、1230日に商品を13万円売りました。
内、8万円は現金でもらい、残り5万円は110日に普通預金に入金してもらう約束をしました。

このときの1230日の売上高は13万円となり、仕訳を起票すると

借方 貸方
摘要
勘定科目 金額 勘定科目 金額
現金 80,000 売上高 80,000   
売掛金 50,000 売上高 50,000 (株)Kへ掛け売上

となります。

この売掛金50,000円の計上を忘れると、売上げ計上漏れになります。
通常掛け取引の場合、お店から発行した請求書の控えがあると思いますので、
請求書をめくりながら「売掛金」と「売上高」の計上を確認しましょう。

損益計算書への転記

売掛金を含めた「売上高」の金額を損益計算書の「売上高」へ記入します。
「売掛金」の元帳の残高は、貸借対照表の「売掛金」に記入します。


「買掛金」の計上

商品を仕入れて、仕入代金は後でまとめて支払いをする「掛け仕入」
をしている場合には、1231日の「掛け残金」を集計して、
「仕入高」に計上しなければなりません。

例えば、12月の商品代金30万円を131日に支払いする場合には、
次の仕訳を起票しなければなりません。


借方 貸方
摘要
勘定科目 金額 勘定科目 金額
仕入高 315,000 買掛金 315,000 12月分M商事仕入代金
                              

この仕訳を忘れてしまうと、「仕入高」が少なくなってしまい、実際よりも利益が多く計上されてしまいます。
仕入先ごとに12月分の仕入れ金額が全て計上されているか、再度確認しましょう。

損益計算書への転記

買掛金を含めた「仕入高」の金額を損益計算書の「仕入高」へ記入します。
「買掛金」の元帳の残高は、貸借対照表の「買掛金」に記入します。


業種による「売掛金」「買掛金」

建設業・・・
12
月までに完成している工事の代金が、1231日までに入金されていなければ「売掛金」になります。
また、工事の原価を1231日までに支払いしていなければ、未払いの材料代や外注費が「買掛金」となります。

デザイナーなど請負業・・・
12月までに完了した仕事の報酬が「売上高」となりますので、12月中に入金されていない金額があれば「売掛金」となります。

不動産賃貸業・・・
12月分の賃料が未収であれば「売掛金」になります。