◆ベンツでなくても中古がお得!
(06/09/21)
最近よくベンツと税金のお話が話題にあがります。でも、税務的なミソは「ベンツ」ではなく、「中古」にあります。
ご存知かと思いますが、自動車に限らず、建物や機械を購入しても、購入した期に全額経費になることはありません。全額キャッシュで購入しても、そのうちの一部しかその期の経費になりません。「法定耐用年数」に従って減価償却を行い、数年(長いものは数十年)にわたって少しずつ経費になっていきます。
この「法定耐用年数」は、資産の種類によって細かく定められています。たとえば、コピー機だったら5年、、住宅用の鉄筋コンクリートの建物なら47年などなど・・・。ただし、この「法定耐用年数」は新品の場合のその資産が使えるであろう期間を国が見積もって定めたものです。中古の場合には、その「法定耐用年数」をそのまま使わずに、一定期間使用した部分を考慮した少し短い耐用年数を用いて減価償却していくことになります。つまり、より早く経費化することができる、ということになります。
中古資産の法定耐用年数は次により求めます。
   法定耐用年数の全部が経過している場合
         ・・・ 法定耐用年数×20%
   法定耐用年数の一部が経過している場合 
         ・・・ (法定耐用年数−使用年数)+使用年数×20%
   ※端数は切り捨ててください。また、2年以下になったら2年となります。
これを先ほどの自動車(通常の乗用車)にあてはめてみましょう。
   新車(法定耐用年数)       ・・・ 6年
   1年落ちの中古車         ・・・ 5年
   2年落ちの中古車         ・・・ 4年
   3年落ちの中古車        ・・・ 3年
   4年以上経過している中古車 ・・・ 2年
そうなんです。4年落ちの中古車ですと、2年で経費になるんです。
6年で経費になるのと2年で経費になるのとでは、同じ車でも税務上は
大きな違いが出ることになります。
ただ、注意していただきたいことが2点あります。
一、減価償却費は月割り計算ですので、決算日に近くなって購入しても
   その期単独で見るとあまり経費にはなりません。
二、中古車は中古車なりのリスクがあります。
   (売却する場合の価値の下落、修繕など)
高額な事業用資産を購入するときにふと思い出してみましょう。
あれ?これって新品じゃなきゃだめだっけ?
(参考:国税庁 タックスアンサー 法人税減価償却
       NO.5404 中古資産の耐用年数)

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