◆改正 減価償却制度は、いい感じ。
(07/05/28)
平成19年の税制改正で減価償却制度の改正が行われたことに
ついては、以前お伝えしたのですが、国税庁から徐々に詳細が
明らかにされるにつれて、その衝撃度が増しています。
特に、4年落ちベンツ(BMWも好きですけど・・・)に至っては、強烈
なことになりそうです。何がやねん!というツッコミが来そうですので
次の比較を御覧ください。

3月決算の法人が、10月ころに4年落ちの中古のベンツを
500万円で買って事業に使うこととしました。。
(BMWも好きですけど・・・)

旧定率法で計算すると
    5,000,000×0.684×6ヶ月/12ヶ月 = 1,710,000
となり、今期の減価償却費は1,710,000円となります。

では、新定率法で計算すると減価償却費はいくらでしょうか?
    5,000,000×1.000×6ヶ月/12ヶ月 = 2,500,000

差額が2,500,000−1,710,000=790,000円となり、
単純に税率を40%として計算すると790,000×40%=316,000円
の減税効果となっています。早く償却できる!というだけで長い目で
見れば購入費用以上の減価償却費を計上できるわけではない
のですが、有利不利でいうと有利です。

ただし、計算が面倒なことが多いので、今まで減価償却をExcelを
使って行うのは難しいと思います。そんなこんなで当事務所から
新減価償却対応版「経理に使えるExcel事典」を出版。
こんな意味でもいい感じ?
 
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