大きな声では言えないけれど・・・
「家の父親が死んだら税金かかるのかな?」@ 相続人と基礎控除額 相続人 死亡したAさんには次の表のように家族がいます。
この中で「相続人」になる人は、妻のBさんと二人の子供C・Dさん、
合わせて3人となります。
もし、Aさんに子供がいない場合には、妻のBさんと父・母の3人が相続人となります。
民法「相続人」の概要
第一順位・・・死亡した人の子供、子供が死亡していたら孫・曾孫・・
第二順位・・・死亡した人の父母、父母が死亡していたら祖父母・・
第三順位・・・死亡した人の兄弟姉妹、兄弟姉妹が死亡していたらその子供そして、上記の順位に関係なく、配偶者は常に相続人となります。
●基礎控除額
遺産のすべてに対して相続税が課税されるわけではありません。
相続人の将来の生活を保護するなどの趣旨で「基礎控除額」があります。
基礎控除額は、「5,000万円+1,000万円×法定相続人の数」で求められます。
死亡したAさんの場合には、
(5,000万円+1,000万円×3人=8,000万円)の
基礎控除額があります。Aさんの遺産が5,000万円でしたら、基礎控除額以下となり相続税は課税されません。
遺産が1億円でしたら8,000万円を差引き、差額の2,000万円が課税遺産額となります。(注)相続人の中に養子がいる場合の「法定相続人の数」
実子がいる場合には1人、実子がいない場合には2人までが法定相続人に含める養子の数となります。